大学院教育学研究科


 教育学部には、大学院教育学研究科(修士課程2年)が設置されています。この研究科は、学部における教員養成教育を基礎として、広い視野に立って教育の場に関する理論と実践の研究能力及び専門性を高め、教員として必要な資質能力を向上させることを目的としています。そのため、教育学部4年間の勉学をさらに深めたいという学生、また再教育を求める現職の教員などが進学します。
本研究科は学校教育実践専攻(学校教育、特別支援教育、養護教育)と、教科教育実践専攻(言語系教育、理数系教育、社会系教育、生活系教育、芸術・スポーツ系教育)の2専攻(8専修)から成っています。
研究科では所定の要件を満たし、修士論文審査に合格すると修士(教育学)の学位が授与されます。また小・中・高等学校及び特別支援学校、養護教諭の一種免許状を有するものは、必要な単位を修得すると、その専修免許状を取得することができます。今日、大学院への進学率も高まり、高度の専門的能力を培い、専修免許状を取得した教員のますますの活躍が期待されています。

 

学校教育実践専攻

本専攻は、学校教育、特別支援教育、養護教育に関わる高度な実践的指導力及び学際的・総合的指導力の養成を教育目的とします。

学校教育専修では、”子どもと学校”に直接ふれあう学習活動を加味すると同時に、現場のスクール・リーダーにふさわしい学校マネージメントや教育臨床的活動を、研究的・実践的にまとめる方法を修得します。また、授業の中で、実践例を取り上げ、教育実践の基礎となる理論と実践力を融合する教育研究を行っています。臨床心理士の受験資格を取れるコースもあります。

特別支援教育専修では、障害の多様化・重度化による個々のニーズに対応する専門的知識や技能を有すると共に、学習障害等の児童・生徒への適切な支援といった現代的な課題に対応し、学校や地域において継続的に特別支援体制を研究開発するための理論と実践力を融合する教育研究を行っています。

養護教育専修では、現代の様々な教育課題、健康課題の多様化に対応できる高度の専門的知識を有し、児童生徒の心身の健康管理能力、健康教育能力を備えると共に、ヘルスプロモーションの基地として機能する保健室経営を行い、健康な学校づくりにおいて中心的な役割を果たす養護実践力の教育研究を行っています。

教科教育実践専攻

本専攻は、言語系教育(国語教育、英語教育)、理数系教育(数学教育、理科教育)、社会系教育(社会科教育)、生活系教育(技術教育、家政教育)、芸術・スポーツ系教育(音楽教育、美術教育、保健体育)の5専修から成り、各教科に関わる高度な実践的教科指導力及び学際的・総合的教科指導力の養成を教育目的とします。

これら5つの専修では、それぞれ、(1)現代社会において求められる言語力(言語系教育)、(2)自然界に存在する現象の科学的原理・法則等の認識力と応用力(理数系教育)、(3)多様な価値観が存在する現代社会における社会認識力(社会系教育)、(4)情報・環境・安全・科学技術などの基本的な生活力(生活系教育)、及び(5)芸術・スポーツ活動における創造的な表現能力と鑑賞・評価能力(芸術・スポーツ系教育)の涵養に関する課題に対応できる実践的指導力を育成するための理論と実践を融合する教育研究を行っています。

学部卒業者のほかに、現職教員も積極的に受け入れており、両者のコミュニケーションを図りながら、教育現場のニーズにふさわしい教育内容の充実に努めています。