ユア・フレンド事業


 ユア・フレンド事業は、熊本市教育委員会が2002年(平成14年)度から熊本大学教育学部と連携して開始されました。年々増加する不登校児童・生徒に対する対策として、保護者などから要請を受けた市教育委員会が、熊本大学教育学部に派遣依頼を行い、大学側でユア・フレンドを推薦派遣し、児童・生徒の話し相手、相談相手になる活動です。

派遣は、週1日、1日2時間程度ですが、ひとりの子どもにひとりのユア・フレンドが付くことになります。さらに、ユア・フレンドに対する研修・指導・助言を大学教育の一環として熊本大学教育学部がバックアップしています。

現在では、百五十名近い学生が登録し、成果も見られることから、不登校児童・生徒対策の新しい取り組みとして、全国の保護者や市町村教育委員会などから注目されています。また、平成19年度入学生から活動を授業として単位認定できるようになりました。

MESSAGE

子どもと向き合うユア・フレンド活動。

養護教諭養成課程
廣瀬 友香さん

私は大学2年生からユアフレンド活動をしています。最初は不安もありましたが、週に1度子どもと会い、一緒に話をしたり遊んだりする中で、ユアフレンド活動は、私にとって大切な生活の一部になってきました。
私が関わりの中で気付かされたことは、子どもは私たちが思っている以上に周囲の状況や人の表情などを敏感に察知しているということです。だからこそユアフレンドとして、真正面から子どもと向き合い続けることが大切なのだと感じました。向き合ううちに、小さな変化にも気付くことができるようになり、子どもの心の成長を強く実感することも増えてきました。また、初めはどこか曇った表情や思い悩む姿が多かった子どもが、だんだんと心から楽しそうな笑顔や明るい姿を見せてくれるようになりました。この笑顔や姿に出会えた時には、大きな嬉しさとともに、とてもやりがいを感じます。
ユアフレンド活動で得た経験は、多くの子ども達と関わっていく将来、必ず生きてくると思います。